2008/2/21 Thursday

shortcocoとFREECELLの名前に関してお話したいこと

8年前にネットにあふれる玉石混交の情報から「本当においしいもの」を掬い取るというコンセプトでspoon.(スプーン・ドット)という女性誌を創刊しました。 おかげさまで好評で巻を重ねて行くうちに初期の読者の方でお子さんがいらっしゃる方も増えてきて、まずそうしたお子さんをお持ちのspoon.読者の方に対応しようと思い、2年前にshortcoco(ショートココ)を創刊しました。

名前の由来はクリスマスにスタバにいた5歳ぐらいのお子さんが自分ひとりで「ココアください」と言ってたこと。店員さんはその子に「ちいさいのでいいのね」と聞きなおし彼女がこくんと頷くと「ショートココ、プリーズ」とオーダーを通しました。その子のうしろではちゃんとスタバで注文できた我が子に対して温かいまなざしを向けている若いお父さんがいました。

その都市的な幸せの構図。コーヒーはまだ飲めないけどちょっと背伸びしてスタバでココアを頼めて、少し大人目線になれて嬉しい幼児の気持ち。子どもと大人が繋がった感じ。それを表現する媒体を作りたくてshortcocoという誌名を選びました。

これまでは子ども服メインで掲載していましたが、この6号目からその創刊時の気持ちをより強く追求しようと思い、広く子どものライフスタイル全般を扱う雑誌にリニューアルを図りました。まだ発売して数日ですが、その思いが伝わり各所でshortcocoへのとても熱い反響のお言葉をいただいています。ありがとうございます! やっぱり思いを込めるってすごく大事で、名づけ親としてはshortcocoをもっと強くて魅力的な子に育てたいな、と今早くも次号の編集準備に入ってます。

 さて、それでそんな雑誌の名前付けにこだわる我が社にはまもなくもうひとつの媒体が生まれます。 それがFREECELL(フリーセル)。これはデジタル画像や動画が全盛のこの時代にあえて1枚の写真に徹底的にこだわり抜く、新・写真誌を標榜してます。みんながデジタルで軽く軽くなりがちですが、じつはその状況の中でアナログの写真は19世紀の絵画のような価値を持ち始めているのでは、と思うのです。最終的にこの時代を記録するのは、じつは動画ではなく1枚の写真ではないかと。

その仮説を実証するためにこの第1号では、第一線でご活躍中のカメラマンの方々をずらりと揃えました。そして、表紙巻頭の亀梨和也さんをはじめとする、大変お忙しいタレントの皆さんにじっくりとお時間をいただき、とにかくいい写真を撮ることに専心しました。またその写真が生まれた現場を話題にしたタレントの方のインタビューも2ページずつ掲載しています。

今、ぼくの手元にはそのFREECELL第1号の見本があるのですが、それを見るたびに「ああ、なんていい子が生まれたのだろう」と胸が熱くなります。亀梨さんを撮ってくださったカメラマンの阿部珠実さんは偶然にも8年前のspoon.創刊号でも巻頭企画をご担当いただき、不思議な縁を感じます。とにかくFREECELLはカードが次々と揃うようにカメラマンと被写体のエネルギーの交流がきれいに印画紙に焼き付けられているのです

そうそう、縁とか印画紙とか、アナログなものにひたすら心をたむけると見えてくるものがあるんですよ! それは、ぼくは本当に今皆さんに声を大にして言いたい。だって、パソコンに搭載されたゲームでも結局一番やりこんで楽しいのはただのトランプゲームのフリーセルだったりするじゃないですか。この媒体には、そんなメッセージを込めました。

それから、これは書店にFREECELLをご注文いただく際、お気をつけていただきたいのですが、FREECELLはムックという形式を取っています。 確実に手に入れたい方は書店にてカドカワムックのFREECELL(2月27日発売)とお伝えいただき、ちょっと長くて申し訳ありませんが、以下情報を店員の方に伝えていただくとよいと思います。

カドカワムック FREECELL(2月27日発売)

定価:690円(税込)

ISBN978-4-04-894059-7

雑誌コード:62482-71

発行:プレビジョン

発売:角川グループパブリッシング

すごくたくさんお問い合わせいただいていて、大変ありがたいのですが、こちらの情報を共有していただけると購入がスムーズかと思います。

これがロゴです!

freecell_logo.jpg

それでは、こちらの媒体でも皆さんと交流できればと思っています。

(FREECELLはWEBがまだないのでこれからのFREECELL情報は当面このコーナーから発信していきます)

shortcoco&FREECELL編集長 斉藤まこと

未分類 | 1:40:40

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